オタク人生を振り返る|推し活で気づいた自分の成長と大切な思い出

オタク人生を振り返る

ふと気づいたら、オタクとして生きてきた年数がもう10年以上になっていた。初めて推しに出会った日のこと、初めてライブに参戦した時の緊張感、グッズを集めるために必死でバイトしたあの頃…。振り返れば、オタク人生は私の人生そのものだったと言っても過言じゃない。

今回は、そんなオタク人生を振り返りながら、推し活を通じて気づいた自分の成長や、かけがえのない思い出について語りたいと思う。同じようにオタク人生を歩んできた皆さんにとって、共感できる部分があれば嬉しい。

オタクになったきっかけ

私がオタクになったきっかけは、中学生の時に友達から勧められたアニメだった。それまで「オタク」という言葉にはネガティブなイメージしか持っていなかったけれど、実際に作品を見てみたら、その世界観とキャラクターの魅力にどっぷりハマってしまった。

最初は恥ずかしくて、誰にも言えなかった。でも、徐々にSNSで同じ作品が好きな人たちと繋がるようになり、「あ、私だけじゃないんだ」という安心感を得た。そこから一気にオタクとしての人生が加速していった。

初めての推し

初めて「推し」と呼べる存在ができたのは高校生の時。アイドルグループのメンバーで、その子の笑顔を見るだけで元気が出た。学校で嫌なことがあっても、家に帰って推しの動画を見れば「明日も頑張ろう」って思えた。

今思えば、推しは私の心の支えだったんだと思う。思春期特有の不安定な心を、推しが優しく包み込んでくれていた。

推し活で経験した忘れられない思い出

初めてのライブ参戦

初めてライブに参戦した時のことは、今でも鮮明に覚えている。会場に入った瞬間の高揚感、開演前のドキドキ感、そして推しが目の前に現れた時の感動…。涙が止まらなかった。

周りを見渡すと、みんな同じように推しを見て涙を流していて、「私と同じ気持ちの人がこんなにたくさんいるんだ」と感じた。その一体感は、今でも忘れられない。

グッズ集めに奔走した日々

推し活をしていると、どうしても欲しくなるのがグッズ。缶バッジ、アクリルスタンド、ぬいぐるみ、写真集…気づいたら部屋が推しだらけになっていた。

でも、グッズを集める過程も楽しかった。限定グッズを求めて早朝から並んだり、トレーディング企画で推しを引き当てた時の喜びは、何にも代えがたい。お金はかかったけど、後悔は全くない。むしろ、あの時集めたグッズは今でも私の宝物だ。

推し活仲間との出会い

オタク人生で一番良かったことは、推し活を通じて素敵な仲間と出会えたこと。SNSで知り合った人たちと実際に会ってオフ会をしたり、一緒にライブに参戦したり、推しの話で何時間でも盛り上がれる関係は、本当に貴重。

推し活仲間は、ただの友達以上の存在。同じ推しを好きだからこそ分かり合える感情や、推しの良さを語り合える時間は、私の人生を豊かにしてくれている。

推し活を通じて気づいた自分の成長

計画性が身についた

推し活をするには、お金も時間も必要。限られたリソースの中でどうやって推し活を続けるか、自然と計画を立てるようになった。

ライブのチケット代、グッズ代、遠征費用…全部合わせると結構な金額になる。だから、毎月の給料から推し活資金を先に確保して、残りで生活するようになった。こうやって計画的にお金を使う習慣が身についたのは、推し活のおかげだと思う。

行動力が上がった

以前の私は、人見知りで引っ込み思案なタイプだった。でも、推しに会いたい一心で、全国各地のライブ会場に遠征するようになった。知らない土地に一人で行く勇気、初対面の推し活仲間と話す勇気…推し活を通じて、自分の殻を破ることができた。

今では、「推しのためなら何でもできる」と思えるくらい行動力が上がった。これは、日常生活や仕事にも良い影響を与えている。

自己肯定感が高まった

推し活をしていると、「自分の好きなものを大切にする」ことの重要性に気づく。世間的には「オタク」と言われることに引け目を感じることもあったけれど、推しを応援することで自分自身も幸せになれるなら、それは素晴らしいことだと思えるようになった。

推しから「いつも応援ありがとう」と言われた時、「私の存在が推しの力になっているんだ」と実感できて、自己肯定感が一気に高まった。自分の好きなことに誇りを持てるようになったのは、推し活の大きな成果だ。

オタク人生の中で辛かったこと

推しの卒業・引退

オタクとして生きていく中で、一番辛かったのは推しの卒業や引退。応援してきた推しがグループを卒業したり、芸能界を引退したりする時は、本当に心が引き裂かれるような思いだった。

「もう会えないかもしれない」という現実を受け入れるのには時間がかかった。でも、推しが新しい道に進むことを応援したいという気持ちもあって、複雑な感情だった。今でも、当時の推しのことを思い出すと胸が締め付けられる。

転売ヤーへの怒り

推し活をしていて本当に腹が立つのが転売ヤーの存在。ファンが楽しみにしているグッズやチケットを買い占めて、高額で転売する行為は絶対に許せない。

私も何度も転売ヤーの被害に遭った。限定グッズが即完売して、数時間後にはフリマアプリで定価の何倍もの価格で売られているのを見ると、本当に悔しい。推しや運営側も対策を頑張ってくれているけど、まだまだ転売ヤーは後を絶たない。愛のかけらもない奴らには心底腹が立つ。

周囲の理解が得られない時

オタクとして生きていると、周囲から「いい歳して何やってるの?」とか「そんなことにお金使って意味あるの?」と言われることもある。特に家族や職場の人には理解されにくい。

でも、私にとって推し活は生きがいであり、心の支え。他人にどう思われようと、自分の人生だから好きなように生きたい。そう思えるようになるまでには時間がかかったけど、今では堂々と「私はオタクです」と言える。

これからのオタク人生

振り返ってみると、オタク人生は波乱万丈だった。楽しいこともたくさんあったし、辛いこともあった。でも、全部ひっくるめて、私の人生を豊かにしてくれたのは間違いない。

これからも、推し活を続けていきたい。新しい推しとの出会いもあるかもしれないし、今の推しを応援し続けるかもしれない。どちらにしても、自分の「好き」を大切にして、オタクとして誇りを持って生きていきたい。

推し活手帳で思い出を記録しよう

最近、推し活手帳を使い始めた。ライブの日程、購入したグッズ、その日の感想などを記録している。後から見返すと、「あの時こんなことがあったんだ」と懐かしくなる。

推し活手帳は、自分のオタク人生を振り返る素晴らしいツールだと思う。まだ使っていない人は、ぜひ試してみてほしい。何年後かに見返した時、きっと感慨深い気持ちになるはずだ。

まとめ:オタク人生は私の人生そのもの

オタク人生を振り返ると、そこには喜びも悲しみも、成長も挫折も、全てが詰まっている。推しと出会って、推し活を通じて、私は確実に成長した。

オタクであることに誇りを持って、これからも推し活を楽しんでいこう。あなたのオタク人生も、きっと素晴らしいものになるはずだから。

推しへの愛とリスペクトを忘れずに、一緒に推し活人生を歩んでいきましょう!

執筆:OshiLife編集部

推し活をもっと楽に、もっと楽しくするための実用的なヒントやアイデアをお届けしています。

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