IVEウォニョン「香港は好きな国」発言で中国SNS炎上!K-POPの海外市場における政治的課題を徹底分析

IVEウォニョン「香港は好きな国」発言で中国炎上!K-POPと中国市場の地政学リスクを徹底分析

IVE(アイヴ)のウォニョンが「香港は好きな国の一つ」と発言し、中国SNSで大炎上しています。この記事では、事件の詳細からK-POP業界が抱える海外市場における政治的課題まで徹底分析します。

事件の概要:何が起きたのか

2026年1月2日、IVE公式YouTubeチャンネルに公開された「MAMA 2025 ビハインド」映像で、ウォニョンの発言が問題視されました。

2025年11月に香港で開催された「MAMA 2025」のバックステージで、ウォニョンは次のように語っていました。

「おいしい夕食を食べよう。私は香港が好きです。おいしいものも多く、好きな国の一つ」

この発言に対し、中国のSNSユーザーは「一つの中国」原則を持ち出して猛反発。微博(ウェイボー)を中心に批判が広がり、「#IVEGetOutofChina」というハッシュタグが拡散されました。

事件の時系列

  • 2025年11月:MAMA 2025が香港で開催、IVEが参加
  • 2026年1月初旬:ビハインド映像がYouTubeで公開
  • 2026年1月2日:中国SNSで炎上が始まる
  • 2026年1月3日:ウォニョンが上海サイン会のため中国へ出国
  • その後:該当映像が非公開化、字幕が修正される

「一つの中国」原則とは何か

この問題を理解するには、中国の「一つの中国」原則を知る必要があります。

中国政府は、台湾・香港・マカオを含む地域を「一つの中国」として主張しています。特に香港は1997年にイギリスから中国に返還され、現在は「特別行政区」という位置づけです。

中国の立場では、香港を「国」と呼ぶことは、香港独立を支持することと同義とみなされます。そのため、ウォニョンの発言は主権を侵害する行為として批判されたのです。

韓国語の「나라(ナラ)」の解釈

一部のファンは、韓国語の「나라」は主権国家だけでなく、広く「場所」や「地域」を指すこともあると弁護しています。

実際、韓国語では「꿈나라(夢の国)」「얼음나라(氷の国)」のように、比喩的に使われることも多い言葉です。しかし、批判側はこの説明を受け入れておらず、批判は収まっていません。

ウォニョンが繰り返し標的になる理由

実は、ウォニョンが中国から批判されるのは今回が初めてではありません。過去にも複数回、同様の炎上を経験しています。

過去の炎上事例

  • 2022年:パリ・ファッションウィークでピニョ(韓国伝統かんざし)を着用したところ、「中国文化を盗んだ」と批判される
  • 2024年:IVEの楽曲「HEYA」のミュージックビデオに登場する韓国的要素に対し、「中国文化の盗用だ」と難癖をつけられる
  • 2026年1月:「香港は好きな国」発言で「一つの中国」原則違反と批判される

なぜウォニョンなのか。その理由は彼女がK-POP界で最も影響力のあるアイドルの一人だからです。

IVEは4世代ガールズグループのトップランナーであり、ウォニョンは中国でも絶大な人気を誇ります。だからこそ、彼女の言動は常に注目され、少しでも「政治的に問題がある」と判断されれば、即座に炎上するのです。

K-POP業界が抱える「海外市場の政治的課題」の構造

この問題は、IVEだけの問題ではありません。K-POP業界全体が抱える構造的な課題です。

中国市場の重要性

K-POP業界にとって、中国市場は依然として重要な収益源です。

  • 中国ファンの購買力:アルバム・グッズの大量購入
  • ストリーミング:QQ音楽、網易雲音楽などのプラットフォーム
  • コンサート:中国本土での公演は大きな収益源

IVEにとっても中国市場は無視できません。実際、炎上直後の1月3日にウォニョンは上海のサイン会に参加しており、これは中国市場を切り捨てられない現実を示しています。

SNSでの批判拡大の仕組み

中国SNSでの炎上は、政治的な発言に敏感な一部のユーザーによって拡大することがあります。

微博(ウェイボー)などのSNSでは:

  • 海外有名人の発言が注目されやすい
  • 「政治的に問題がある」と判断されると批判が集中
  • ハッシュタグを通じて急速に拡散する傾向がある

今回も「#IVEGetOutofChina」というハッシュタグが拡散され、メディアも「韓国アイドルは中国ファンから収益を得ながら、政治的配慮に欠けている」と報道しました。

過去のK-POPアイドル炎上事例

ウォニョン以外にも、多くのK-POPアイドルが中国で同様の批判を受けてきました。

  • BTS(2020年):韓国戦争に関する発言で批判
  • TWICE ツウィ(2016年):台湾国旗を持った映像で炎上し、謝罪動画を公開
  • aespa:中国人メンバー・ニンニンの国籍問題で度々議論

K-POP事務所は、中国市場の収益政治的な配慮のバランスを常に考えなければならない状況にあります。

事務所の対応と戦略

Starship Entertainment(スターシップエンターテインメント)の対応を見てみましょう。

  • 映像の非公開化:炎上を受けて該当映像を削除
  • 字幕の修正:中国語字幕で「国」を「地域」に変更
  • 公式声明なし:現時点でウォニョン本人や事務所からの正式な謝罪・声明は発表されていない

この対応は「火消し」に徹しつつ、正式な謝罪は避けるという戦略と言えます。

正式に謝罪すれば「非を認めた」ことになり、今後も同様の批判を受けやすくなります。一方で、謝罪しなければ中国市場での活動に支障が出る可能性があります。非常に難しい判断を迫られています。

今後の展望と予測

IVEの中国活動への影響

短期的には、ウォニョンの中国での露出が減る可能性があります。しかし、IVE全体としては中国市場を完全に諦めることは難しいでしょう。

他のメンバーを前面に出しながら、徐々に活動を再開するという戦略が取られる可能性があります。

業界全体のリスク管理強化

今回の件を受けて、K-POP事務所はアーティストへの「地政学教育」を強化する可能性があります。

特に、香港・台湾・チベット・ウイグルなどに関する発言は、炎上のリスクがあるため、事前のレクチャーが必要になるでしょう。

市場依存度の見直し

一方で、こうした「政治的な批判」が繰り返されることで、K-POP業界全体が特定市場への依存度を見直す動きが出る可能性もあります。

日本、東南アジア、北米、欧州など、多様な市場を強化する戦略がより重要になってくるかもしれません。

まとめ

IVEウォニョンの「香港は好きな国」発言による中国SNS炎上は、K-POP業界が抱える構造的な「海外市場の政治的課題」を改めて浮き彫りにしました。

  • ウォニョンがMAMAビハインド映像で「香港は好きな国」と発言し、中国SNSで炎上
  • ウォニョンは過去にも繰り返し批判を受けており、その人気ゆえに標的になりやすい
  • K-POP業界全体が「市場の収益」と「政治的な配慮」のジレンマを抱えている
  • 事務所は映像削除・字幕修正で対応するも、正式な謝罪は避けている

今後もK-POPと海外市場の関係は注視していく必要がありそうです。

執筆:OshiLife編集部

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