2026年1月29日、K-POP授賞式「2026 D AWARDS with upick」の人気賞投票結果が発表されました。100%ファン投票で決まるこの賞で、ENHYPEN(エンハイプン)のヒスンが14億4,900万票という驚異的な数字を獲得し、UPICKグローバル・チョイス男性部門1位に輝きました。
この記事では、今回の投票結果を詳しく分析し、4大事務所(HYBE、SM、YG、JYP)所属アーティストの受賞状況、そしてファン投票型授賞式の現在地について解説していきます。
D AWARDS × UPICK人気賞 投票結果一覧
1月29日15時に確定した「D AWARDS × UPICK人気賞」の結果を見ていきましょう。
UPICKグローバル・チョイス
男性部門
- 1位:ヒスン(ENHYPEN)14億4,900万票
- 2位:ニキ(ENHYPEN)12億4,900万票
- 3位:ジェイエル(AHOF/アホプ)
女性部門
- 1位:カリナ(aespa)1億8,200万票
- 2位:ジェニー(BLACKPINK)1億7,700万票
その他の人気賞受賞者
- ベストソロ男性:チェ・リブ
- ベストソロ女性:ジェニー(BLACKPINK)
- ベストライジングスター男性:AHOF
- ベストライジングスター女性:izna
- ベストグループ男性:ENHYPEN
- ベストグループ女性:BABYMONSTER
ENHYPEN「身内対決」の衝撃
今回の投票で最も話題となったのは、男性部門の1位と2位がともにENHYPENのメンバーだったことです。ヒスンとニキという「身内対決」が繰り広げられ、最終的にヒスンが14億4,900万票、ニキが12億4,900万票を獲得しました。
その差は約2億票。一見すると大きな差に見えますが、総投票数のスケールを考えると、これは非常に接戦だったと言えます。ENHYPENのファンダム「ENGENE(エンジン)」の中でも、推しメンバーによって投票先が分かれる形となりました。
また、ベストグループ部門では、ENHYPENがHYBEの先輩グループであるBTSと首位争いを演じたという報道もあります。HYBE内での世代を超えた競争という構図も、ファンの間で大きな話題となりました。
D Awardsとは?授賞式の特徴と仕組み
D Awards(ディ・アワーズ)は、韓国のスポーツエンターテインメント専門誌「スポーツ東亜」が2025年に立ち上げたK-POP授賞式です。2025年2月に第1回が開催され、今回の2026年2月11日開催が第2回となります。
授賞式の構成
D Awardsは以下の3つのカテゴリーで構成されています:
- D Awards Black Label(大賞):年間を通じて優秀なアーティスト・楽曲・パフォーマンス・トレンドなどに授与
- D Awards Delights Blue Label(本賞):1年間で目覚ましい活躍を見せたK-POPアーティストに贈られる
- D Awards Dreamers Silver Label(新人賞):今後K-POPシーンを牽引していく期待の新人アーティストが対象
100%ファン投票の仕組み
D Awardsの人気賞部門は、グローバルファンダムプラットフォーム「upick」を通じて100%ファン投票で決定されます。ファンはアプリ内で「ジャム」と呼ばれるポイントを集め、それを推しアーティストへの投票に使用します。
この仕組みにより、1人のファンが複数回投票することが可能です。つまり、14億票という数字は14億人が投票したわけではなく、熱心なファンダムによる「組織的な投票活動」の結果を反映しています。
14億票の分析:なぜこれほどの数字が集まったのか
ENHYPENヒスンが獲得した14億4,900万票という数字について、いくつかの観点から分析してみましょう。
ファンダムの組織力
K-POPファンダムには、投票活動を専門に行う「投票チーム」が存在することが一般的です。SNSでは投票の呼びかけ、ジャムの集め方の共有、投票期限のリマインドなどが組織的に行われます。
ENHYPENのファンダム「ENGENE」は、世界各国に投票チームを持ち、今回の投票でもTwitter(X)を中心に活発な活動が確認されました。特に「最終投票日まで投票を溜めておく」「一斉に投票を落とす」といった戦略的なアプローチも見られました。
投票期間とスケジュール
今回の投票は以下のスケジュールで実施されました:
- 予選(セミファイナル):2025年12月29日〜2026年1月5日
- 決勝(ファイナル):2026年1月6日〜1月28日
- 結果発表:2026年1月29日15時
約1ヶ月間の投票期間があり、その間にファンダムが継続的に投票活動を行った結果が、この数字に表れています。
男女部門の投票数差
興味深いのは、男性部門と女性部門で投票数に大きな差があることです。ヒスンの14億票に対し、女性部門1位のカリナ(aespa)は1億8,200万票。約8倍の開きがあります。
これは単純に人気の差ではなく、ファンダムの「投票文化」の違いを反映していると考えられます。男性グループのファンダムは、授賞式投票への組織的な参加が非常に活発な傾向があります。一方、女性グループのファンダムは投票以外の応援活動(コンサート動員、グッズ購入など)に重点を置くケースも多いとされています。
4大事務所の受賞状況を分析
今回の人気賞で、4大事務所(HYBE、SM、YG、JYP)所属アーティストの結果を整理してみましょう。
HYBE
ENHYPENが圧倒的な存在感を示しました。
- ヒスン:グローバル・チョイス男性部門1位(14億4,900万票)
- ニキ:グローバル・チョイス男性部門2位(12億4,900万票)
- ENHYPEN:ベストグループ男性部門受賞
合計で2冠を達成し、昨年の第1回D Awards(5冠)に続いて最多受賞グループの地位を維持しています。
SM Entertainment
aespa(エスパ)のカリナが女性部門を制しました。
- カリナ:グローバル・チョイス女性部門1位(1億8,200万票)
BLACKPINKジェニーとの僅差(約500万票差)での勝利となり、ファン投票における底力を見せました。
YG Entertainment
YGは女性部門で複数の受賞を果たしました。
- ジェニー(BLACKPINK):グローバル・チョイス女性部門2位、ベストソロ女性
- BABYMONSTER:ベストグループ女性部門受賞
注目すべきは、BLACKPINKとBABYMONSTERという新旧の女性グループが共に結果を残したことです。YGの女性グループ戦略の成功が数字に表れています。
JYP Entertainment
今回の人気賞ではJYP所属アーティストの受賞はありませんでした。ただし、2月11日の授賞式にはNEXZ(ネクスジ)が出演予定であり、パフォーマンス賞などでの活躍が期待されます。
第2回D AWARDS 授賞式の見どころ
投票結果が発表され、いよいよ授賞式当日を迎えます。
開催概要
- 開催日:2026年2月11日(水・祝)18:00開演
- 会場:ソウル・高麗大学ファジョン体育館
- MC:ジェヒョン(BOYNEXTDOOR)、イ・ジョンウォン、シン・イェウン
出演アーティスト
以下のアーティストの出演が発表されています(アルファベット順):
82MAJOR、AHOF、AxMxP、BOYNEXTDOOR、ENHYPEN、FIFTY FIFTY、Hi-Fi Un!corn、izna、KickFlip、NCT WISH、NEXZ、P1Harmony、QWER、xikers、ZEROBASEONE、チェ・リブ
4大事務所からは、HYBE傘下のENHYPEN・BOYNEXTDOOR、SMのNCT WISH、JYPのNEXZが出演予定です。
日本での視聴方法
- U-NEXT:独占ライブ配信(見放題)、見逃し配信は3月11日まで
- TBSチャンネル1:独占生中継(18:00〜23:00)
ファン投票型授賞式の現在地
今回の結果は、K-POPにおけるファン投票型授賞式の現状を如実に表しています。
投票数のインフレ
年々、ファン投票の総数は増加傾向にあります。これは投票システムの普及、ファンダムの組織化、そしてグローバルファンの参加増加などが要因として考えられます。
14億票という数字は、来年さらに更新される可能性もあります。投票数の「インフレ」は今後も続くと予想されます。
ファンダム力の指標として
D Awardsのような100%ファン投票型授賞式は、純粋なファンダム力を測る指標として機能しています。音楽番組の1位やチャート成績とは異なる形で、「どれだけ熱心なファンがいるか」を可視化する役割を果たしています。
事務所側もこの指標を重視しており、ファンダムの投票参加を促すSNS発信やコンテンツ提供を積極的に行っています。
まとめ
2026年D AWARDSの人気賞投票結果について分析してきました。ポイントをまとめると:
- ENHYPENヒスンが14億4,900万票でグローバル・チョイス男性部門1位を獲得
- ヒスンとニキの「身内対決」が話題に、ENHYPENは2冠達成
- 女性部門はaespaカリナがBLACKPINKジェニーを僅差で制す
- 4大事務所ではHYBE、SM、YGのアーティストが人気賞を受賞
- ファン投票型授賞式における投票数のスケールは年々拡大傾向
2月11日の授賞式当日、実際にトロフィーを手にするアーティストたちの姿が楽しみです。ENHYPENは昨年に続いて最多受賞を達成できるのか、注目が集まります。
参考記事